最近、さまざまな歯周病に関する恐るべき報告が相次いでいます。 知らず知らずのうちに、あなたの歯周病が命を落としかねない重大な病気の引き金になっていることもあるのです。
まず驚くのが、歯周病患者は健康歯肉の人にくらべ、狭心症、心筋梗塞など冠状動脈性心臓病において25%も危険性が高い事実があります。脳卒中に関しても同様に、重度の歯周病患者は健常な歯肉の人に比べ4.3倍の危険因子を持っているとも言われていることは、最近の報道などでご存知の方も多いと思います。
またアテローム性動脈硬化症という聞きなれない病気も、この歯周病細菌が原因になっていることが、動物実験などでわかってきています。アテロームとは、脂肪性物質のまだらな沈着物で、米国だけでも1996年のアテローム動脈硬化による死亡者数は100万人近くと、癌(がん)死亡の2倍を占めています。
しかし、こうした症例の報告とともに、米コロンビア大学における歯科治療歴と全身疾患の治療に要した医療費に関する分析では、早期に歯科治療をうけていた人ほど、上記のような糖尿病、冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞など)、脳血管疾患(脳梗塞、脳出血など)の医療費が低いという結果が得られているのです。
こうした重大な病気を引き起こさないためにも、大切なのは、日頃からのお口の中のケア。歯周病菌の効果的な除去のためにも、定期的なPMTCと定期的な診察がお勧めです。
PMTCとは、プロの手で専門の機器を使い、歯の清掃をすること。従来の回転式ブラシとぺ一ストによる方法に加え、ワタナベ歯科医院では、超音波を採用した先端の機器『ソニックブラシ』を導入するなど、これまで以上にストレスなく出来るようになっています。
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