平成26年7月18日 西田先生ぺリオセミナー 講義最終日
この日は日本大学歯周病講座助教西田哲也先生による新人向けのペリオセミナーがありました。
最終日となるこの日は、西田先生が評価者となり、OSCE形式でのSRP実技試験が行われました。
これは私たちが普段診療で行う歯茎の深いところの歯石を除去する診療行為に、その手技やコミュニケーションといった多角的な面から点数を付け、採点を行うというものです。
普段の診療行為に客観的な採点が成されるということで、新人Dr・衛生士の私たちは皆とても緊張して臨みました。
実技試験の後、西田先生、ベテランDrによる総評が一人ひとりに対して行われました。
そこでは診療の手技に限らず、私たちが普段行っている患者さんへの説明や、話し方、診療室での所作などの細かな指導・アドバイスを頂きました。
まだ手探りの部分も多い新人Dr・衛生士の私たちにとって、自分たちの診療をこのように客観的に審査されることは、日常の診療における自身では気付きにくい欠点を確認することができ、非常に有益な経験となりました。また、他の人の診療を見て、その総評を聞くことで、客観的な目線で診療行為を考えることができ、より患者本位の診療を考察する良い機会となりました。
全4回の西田先生のぺリオセミナーを通して、歯周病に関する知識・そのアプローチを惜しげもなくご教授頂き、また、普段の診療に対する心構えやモチベーションまでフォローして頂き、感謝の気持ちで一杯です。
ここから得たものを、普段の臨床にフィードバックし、より良い診療を行っていくことで、ご講義頂きました西田先生始め、このような勉強会を受講させて下さった院長への恩返しになればと、精一杯精進していく所存です。
宮部