当医院では1日に200～300名の患者さんが来院し、年齢層も0歳から100歳までと広範囲です。このように様々な患者さんに接し、多岐にわたるご要望に応えることにより多くの症例を経験することが出来ます。

研修は指導医の下マンツーマンで行われます。また、定期的な院内勉強会にて各歯科医師のコミュニケーション能力や技術の向上を図り、そして外部講師を招いての公開勉強会を行うことで常に最新の歯科医療を知り、基本技術の修練も行います。一般歯科診療の他、インプラント治療、訪問診療、歯科検診や当直など多くの経験をすることができます。

研修後半では、個々の患者さんの背景を考慮した一口腔単位での治療計画を立案し、治療経過などをプレゼンテーションし、より実践的で、かつ包括的な治療を行うこと が出来るようにします。

当院の研修により、患者さんを第一に考え、安心で丁寧な医療を提供できることが目的である。

1.医療人としての基本的項目

• 1） コミュニケーション能力：OSCEや外部講師による接遇セミナー
• 2） 医療安全・感染予防の習熟：医療管理会でのインシデント報告、スタンダードプリコーションの徹底
• 3） 医療管理（設備機器の管理、医院経営）：レセプトチェック、レントゲンやCTデータの解析および管理
• 4） 地域医療（病診連携）：紹介、対診、無料歯科検診の実施

2.戦術的項目

• 1） 予防処置
• 2） 高頻度処置
• 3） 救急処置
• 4） 訪問診療
• 5） 高度先進医療

3. 戦略的項目

• 1） 個々の背景を考慮した一口腔単位の治療計画の立案
• 2） 症例発表

基本的に1年間指導医の下、日常臨床を行う。

2症例の発表と日常業務状況により評価し、合格者は研修修了とし、担当医制へ移行する。