平成27年11月22日 北里大学医学部整形外科学 内山勝文先生講演
北里大学医学部整形外科学 内山勝文先生に「骨粗鬆症治療薬と歯科治療薬」というテーマで講演していただきました。
まずは骨粗鬆症を放置しておくことにより骨折が起きた場合の骨折はQOLを著しく低下させ、寿命をあきらかに短くするというデータは我々歯科医師にとって驚きでした。
大切なのは骨粗鬆症の診断で骨密度が若い時の70%をきったら治療適応で80%まで回復したら治療を一旦終了するのが現在のプロトコールだそうです。
BP製剤と半年に一回の注射薬「プラリア」が歯科において10万人に1人の割合でBRONJを起こしやすい。
整形外科医の観点からするとBRONJは骨髄炎のようなもので口腔衛生に努めることは重要であるとのこと。
また投与期間3年未満は歯科処置をする時、休薬は不要とのこと。
いずれにしても対診が必要となるがその際、歯科で骨をいじるかどうかという示唆があると整形外科としては判断しやすいとのことでした。