2020年3月11日 研修医教育の検証と共有 「RCTにおけるガッタパーチャ除去」
本日は村田指導医からガッタの除去のコツの講義がありました。
根尖の1/3から上部はLYラテラルバーの白で機械的に除去するがそれも回転が高すぎると一気にあらぬ方向に行ってしまう可能性がある。
その為、まずは回転させない状態でLYバーでガッタを触れてみる。
硬かったら超音波の振動熱で少し溶かしてから低速(3000~5000回転)でガッタの溶け具合を観ながら(マイクロで)除去します。
なれると10000回転くらいまで使いますが、最初は常に感触がわかる状態で処置を行う事が肝心。
無症状(レントゲン、CT画像でも)で腐敗臭の無いきれいなガッタであれば上部のガッタパーチャの詰め替えを行う。
ガッタやシーラーはセメントよりも粗であるため、上部のマイクロリーケージがあった場合、このシーラーの隙間を通って感染が進んでいることがある為です。
いずれにしてもケースバイケースなので指導医と相談しながら進めましょう。