2020年6月28日 朝練報告 視度調整指導の後根管拡大チェック
ルーペによる拡大診療はある程度日常的に出来るようになりました。
しかし、歯科用顕微鏡となるとまだまだ覗く程度です。一昨日はマイクロの手入れ(ホコリ落としとレンズ磨き)を教えたので、今日は視度調整を教えました。
人は皆、近眼だったり遠視だったり、また左右の度が違っていたりします。
千円札でその調整を行います。まずは視野が一番大きく見える瞳孔間距離を記録します。
それから強拡大で視度ゼロにして利き目でフォーカスを合わせます。
その次に利き目でないほうの片目で視度を合わせて出来上がりです。
個々にその3つの数字を記録しておけばどこのマイクロに移動してもすぐ使えます。ちなみに私は同行間距離64、視度は左右ゼロ、ゼロです。
自分が使う道具は自分で手入れしておくべきです。
歯科医師にとって拡大診療の道具であるマイクロは、武士の刀と同じです。
(戦国時代の日本刀は常に臨戦態勢にあるために手入れされていました。
江戸時代にまで時代が下がると日本刀の位置づけは武器から「社会的地位を表わすモノ」に変わって行きます。)
マイクロは歯科医師の「魂(たましい)」なのです。
今日からはその「魂」で根管治療ができるように励みます。