2022年7月5日 研修医の成長スピードは人によって違って当たり前
陸上で皆が一斉にスタートして一斉にゴールするシーンなんて見たことありますか?
そんなシーン見たことある人はいるはずありません。そんなことになるはずがないからです。
臨床研修も同じです。速い人もいれば遅い人もいます。長年研修医の指導をしていて誰のスピードに合わせて研修するかで悩んだ時期もありました。
速い人に合わせると遅い人が途中脱落するかもしれません。遅い人に合わせると早い人は集中力をなくしてしまいます。
私は常にトップとボトムを観ています。トップに合わせつつボトムの尻を叩いて急がせます。人に負けて悔しくないかと悔しがらせます。
悔しいと思う気持ちが大事なのです。必死になれるからです。
現在トップは下顎第一大臼歯を描きあげ歯列のスケッチに入りました。
一番遅い子は下顎の1番を描いています。この差が開きすぎないように指導するのが私の仕事です。
合格ラインはスケッチが片目で観て立体的に見えるかどうかです。