2022年9月1日 スウェーデンのオーラルケアブランドTePe社見学
現在、4年目の福永真大です。
今回は、院長の理解と許可をえて、スウェーデンに本社のあるオーラルケアブランドTePe社の工場見学と歯科医療現場であるクリニック見学に行ってきましたので、紹介します。
そもそも歯科予防先進国と言われているのは、日本でもアメリカでもなく、スウェーデンです。
意外に思われた方も多いと思いますが、それだけ北欧のスウェーデンは、国民の歯科の意識も高いと言われています。
実際TePe社のスタッフの方に聞いても、カリエスの本数、ペリオの本数とも日本より少ないことがデータとしてわかりました。
それは、歯科医師や患者さんの意識はもちろん、23歳まで歯科治療が無償であることや、生後6ヶ月、1年の歯科健診を義務化している事などの社会的要因も大きいように感じました。
その後は、TePe社のスタッフの方の計らいで、スウェーデンの歯科医院を見学することができました。
スウェーデンでは、ほとんどの歯科医院でユニットが個室になっており、かなり大きいスペースにもかかわらず、チェアが6台と日本以上にプライバシーが優先されていると感じました。
また地下には技工所も併設されており、日本人の方を師匠と呼ぶ技工士さんのお話を聞くことができました。
その中で興味深かったのは、歯科で使用する材料に関してです。
日本ではまだメタルインレーが多く使われていますが、スウェーデンでは陶材焼付金属冠やゴールドインレー以外で、メタルを使用することはほとんどないとのことでした。
よくネットや周りの方の話で聞いた事はありましたが、直接聞けることで、その時の海外の方の反応や日本との違いを肌で感じる良い機会になりました。
これは海外が優れている、日本がダメというわけではなく、異国の文化や思考などに触れる事で、広い視野で考えることができると思います。
今後も積極的に、このような機会を利用し、自分の知見を広げたいと思います。
最後に、今回の渡航を快く承諾頂いた院長、工場見学に招待頂いたTePe社のスタッフの方にこの場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
ワタナベ歯科医院では、様々な治療はもちろん、海外での勉強会や学会などにも参加できます。
研修医という1番大事な時期を過ごすには最適解と思います。
一度見学にいらして下さい。
福永真大