2021年5月4日 歯牙スケッチスタートしました。
昨日までにスケーリングテストも終わり今日から歯牙のスケッチに入ります。
歯科医師は将来技工するわけじゃないからスケッチは何のためにするのか?と思う人もいます。
しかし、現在技工士さんの数と歯科医師の数はどれくらい違うかご存じでしょうか。
平成28年の統計ですが、歯科医師104,533名に対し技工士数は34,640名しかいません。つまり技工士は歯科医師の1/3しかいないのです。
もうすでに歯科医師は技工士によって選別される時代に来ているのです。
歯牙の正しい形態、テクスチャー(表面性状)を理解して、一定のクリアランスをもって維持形態をもった支台歯を形成できる歯科医師の仕事は技工士さんも受けてくれるでしょう。
しかし、なにも考えていない下手な形成しかできない歯科医師の仕事はもうどの技工士も請け負ってくれない時代に来ているのです。
正しい歯牙の解剖学的形態を知るためにも時間をかけて丁寧なスケッチのトレーニングが大事なのです。
まずは歯牙のあらゆる部分の計測から始めています。