2021年6月29日 ニッケルチタンファイル実習セミナー
本日はデンツプライシロナさんによる、WaveOne Gold(Ni-Tiファイル)の講習会が行われました。
日本は海外に比べ保険制度が充実しているため、エンドの治療は不採算とよく言われてきました。
また、ラバーダムをかけた丁寧な治療には、患者さんの協力も必要になります。
これを効率化しプラスに変換するために、ここ十数年の間、機械化が進んできました。効率的かつ正確なエンドは、患者さん、担当医双方にプラスになります。
Ni-Tiファイルを用いる大きなメリットは、処置時間の早さと根管への追従性にあります。手用ファイルでは破折リスク等の高い彎曲根管に対して、安全にアプローチでき、かつ効率よく根管拡大・形成が行えます。
これまで手用ファイルを用いて、抜去歯での朝練を積み重ねてきたからこそ、Ni-Tiファイルのメリット?デメリットを正しく学ぶことができました。
本日の講習を経て、「エンドの効率化を図れたものは『経済』がわかった者。」とおっしゃっていた院長の言葉を、理解できたような気がします。
研修医