このスケッチはデッサンが狂っています。
今日はこの彼のようになかなか思い通りにスケッチができない秘密を書きます。
皆さんもフリスビーを投げたことがあると思います。
手を外開きのアクションで投げるときれいに飛んでいきますが、内巻きのアクションで投げると失敗します。
それは手の筋肉が手頸から指先方向にそれぞれの指ごとに違った方向に走行しているからです。

その為狙った通りのきれいなラインをスケッチする時は外開きに描きましょう。

内巻き方向にラインを描こうとすると思った通りに描けず苦労します。

この考えは口腔内の処置の時にも生きてきます。
形成、切開、義歯の人工歯の歯軸の描記など様々なシーンでこの事を思い出してくれると上達が早くなります。手のアクションしやすい位置に自分と患者さんのポジションを持ってくることが重要であることがわかると思います。